ベラグリフロジン,センベルゴ
◯ この薬は
猫の糖尿病治療薬です。血糖値を下げる作用があります。
◯ 作用
SGLT2阻害薬。
ベラグリフロジンは腎臓の近位尿細管に存在するナトリウム-グルコース共役輸送担体2(SGLT2)の働きを阻害し、腎臓におけるグルコースの再吸収を阻害する。これにより尿中排泄のグルコースが増加して血中のグルコースが減少する。
◯ 効能
猫の糖尿病において、余分な血糖を尿に捨てることで、糖尿病による症状を改善する効果があります。
糖尿病の中でも、食欲元気があって、まだ自分でインスリンが分泌できる症例において使用できます。
有効率は90%で1週間以内に血糖値が安定してコントロールできます。
定期的に血液検査、尿検査を受ける必要があります。
投与量は体重に合わせて1日1回です。
◯ 副作用
便がゆるくなることがあります。
食欲や元気がなくなる場合は副作用のせいではなく、糖尿病の悪化が強く疑われます。
早めに病院にご相談ください。
◯ 相互作用
特になし。
サプリメントは飲み合わせがわからないので与えるのは控えてください。
◯ 注意
この薬は効かせ続けることが大切です。症状が良くなっても投薬回数を守って、最後まで薬を飲みきってください。
◯ 投与方法
1. ボトルキャップをとり、添付のシリンジを差し込み、ボトルを逆さにして投与する量の薬剤を吸い取る。
2. ボトルの向きを元に戻し、シリンジを抜き取り、キャップを閉める。
3. 薬剤をフードに混ぜて投与する。
4. シリンジとシリンジ内筒を水で洗い、乾燥させる。
◯この薬(センベルゴ)の製品情報ホームページは→こちら
処方してから3ヶ月以上経過した薬は、変性する可能性があります。
余った薬は置き薬にしないで廃棄してください。