イトラコナゾール
◯ この薬は
抗真菌薬です。真菌(カビ)による感染症で使用します。
◯ 作用
アゾール系抗真菌薬。真菌細胞膜の主成分であるエルゴステロールの生合成経路における真菌特有のチトクロ
ムP450を阻害してC-14脱メチル反応を阻害することによって真菌の膜機能を障害し、抗真菌作用を現す
◯ 効能
皮膚糸状菌、カンジダ属、マラセチア属、アスペルギルス属、クリプトコックス属などに効果があります。
皮膚真菌症、真菌炎で使用されます。
投与量は体重に合わせて1〜3日に1回です。
◯ 副作用
まれに食欲が落ちたり、嘔吐や下痢になることがあります。
具合が悪くなった場合は基礎疾患が悪化したせいかもしれません。副作用のせいだと思い込まずに、早めに病院にご相談ください。
◯ 相互作用
胃薬(プロトンポンプ阻害薬、ヒスタミンH2受容体拮抗薬)との併用で効果が落ちる
サプリメントは飲み合わせがわからないので与えるのは控えてください。
◯ 注意
この薬は効かせ続けることが大切です。症状が良くなっても投薬回数を守って、最後まで薬を飲みきってください。
処方してから1ヶ月以上経過した薬は、変性する可能性があります。
余った薬は置き薬にしないで廃棄してください。