クリンダマイシン

ドキシサイクリン

 

◯ この薬は

抗菌薬です。細菌による感染症で使用します。

 

 

◯ 作用 

リンコサミド系抗菌薬。細菌の50Sリボソームサブユニットに結合してペプチド転移酵素反応を阻止する。そのため細菌が増殖のために必要なタンパク質の合成を阻害され、静菌的に細菌増殖が抑えられます。

 

 

◯ 効能

グラム陽性菌、嫌気性菌に効果があります。歯周病で多く使用されます。

 

投与量は体重に合わせて1日に2回です。

 

 

◯ 副作用

まれに嘔吐や下痢になることがあります。

具合が悪くなった場合は基礎疾患が悪化したせいかもしれません。副作用のせいだと思い込まずに、早めに病院にご相談ください。

 

 

◯ 相互作用

神経筋接合部遮断薬の作用を増強するので併用は避ける。

クロラムフェニコールとは作用部位が拮抗するので併用は避ける。

サプリメントは飲み合わせがわからないので与えるのは控えてください。

 

 

◯ 注意

この薬は効かせ続けることが大切です。症状が良くなっても投薬回数を守って、最後まで薬を飲みきってください。

 

 

処方してから1ヶ月以上経過した薬は、変性する可能性があります。

余った薬は置き薬にしないで廃棄してください。