サイトポイント
◯ この薬は
痒み止めの注射です。
犬のアトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎に使用します。
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◯ 作用
薬品名はロキベトマブ。イヌ化抗イヌIL-31モノクローナル抗体製剤。犬において掻痒を誘発する主要なサイトカインであるIL-31と抗原-抗体複合体を形成して中和することにより、IL-31と受容体の結合を妨げます。それによりIL-31介在性の細胞シグナル伝達を抑制し、犬アトピー性皮膚炎に伴う症状やアレルギー性皮膚炎に伴う掻痒を緩和する。
◯ 効能
犬のアトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎による痒みに使用します。
痒みを感じにくくなるので、掻きこわしが減少します。
1ヶ月に1回、皮下に注射します。
◯ 副作用
臨床試験(犬245頭、42日間)では特別な副作用はありませんでした。
具合が悪くなった場合は別の病気が悪化したせいかもしれません。副作用のせいだと思い込まずに、早めに病院にご相談ください。
◯ 相互作用
外部・内部寄生虫駆除剤、抗菌剤、抗炎症剤及びワクチンを含む他の動物用医薬品と併用した臨床試験において、薬物相互作用は認められない。
◯ 注意
この薬は、細菌や真菌による痒み、強い痒み、赤く腫れあがった皮膚にはあまり効きません。他の治療や薬との併用が必要です。
この薬は効かせ続けることが大切です。症状が良くなっても1ヶ月に1回の注射を続けましょう。