テルミサルタン
◯ この薬は
尿蛋白を減らす作用や血圧を下げる作用があり、腎臓病や心臓病のお薬です。
◯ 作用
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬と呼ばれる薬でＡＲＢといいます。血圧などを司る物質であるアンギオテンシンを調節することで血圧や尿蛋白を改善します。アンジオテンシンⅡ受容体のサブタイプAT1受容体を拮抗します。
◯ 効能
蛋白尿を減少させます。血圧を下げます。これらにより腎臓病や心臓病の進行を抑えます。
投与量は体重に合わせて１日に１回です。
◯ 副作用
まれに吐いたりお腹が緩くなることがあります。
薬が効きすぎると低血圧でふらつくことがあります。
何らかの症状は基礎疾患悪化のせいかもしれません。薬の量を調節するので早めにご相談ください。
◯ 相互作用
他のタイプの降圧剤と併用するときには低血圧に気を付けましょう。
非ステロイド系鎮痛剤と併用すると腎臓行病が悪化することがあります。
ご自宅でサプリメントなどを与えるのは控えてください。
◯ 注意
この薬は効かせ続けることが大切です。症状が良くなっても投薬回数を守って、最後まで薬を飲みきってください。
処方してから１ヶ月以上経過した薬は、変性する可能性があります。
余った薬は置き薬にしないで廃棄してください。