レボチロキシン

レボチロキシン

 

◯ この薬は

甲状腺ホルモン薬です。甲状腺の病気に使用します。

 

 

◯ 作用 

レボチロキシンは甲状腺ホルモンT4として効果を発揮します。一部はT3に代謝されて効力を発揮します。T4およびT3は細胞核の甲状腺受容体蛋白質に結合して体内代謝に作用します。

 

 

◯ 効能

甲状腺機能低下症による症状(無気力、皮膚病、脱毛、皮膚色素沈着、肥満、神経障害など)が徐々に改善します。

投与量は体重に合わせて1日1−2回です。

 

 

◯ 副作用

次のような症状が見られたら休薬してご相談ください。

興奮、神経質になる、パンティング、食欲元気がなくなるなど。

何らかの症状は基礎疾患悪化のせいかもしれません。薬の量を調節するので早めにご相談ください。 

 

 

◯ 相互作用

糖尿病治療中の場合はインスリン量が変わることがあります。

 

 

◯ 注意

この薬は効かせ続けることが大切です。症状が良くなっても投薬回数を守って、最後まで薬を飲みきってください。

 

 

 

処方してから1ヶ月以上経過した薬は、変性する可能性があります。

余った薬は置き薬にしないで廃棄してください。