ピモベンダン

ピモベンダン

 

◯ この薬は

強心薬です。心臓病で使用します。

 

 

◯ 作用

心臓の筋肉に作用して、心臓の働きを増強させます。また血管に作用して、血液の流れを良くします。これらにより心臓病で滞っていた血液循環が改善します。

 

 

◯ 効能

僧帽弁閉鎖不全症などのうっ血性心不全、心筋症などの心臓収縮不全などに用います。

食事の1時間前に投与すると最大効果が得られます。

投与量は体重に合わせて、1日2回です。

 

 

◯ 副作用

まれに吐くことがあります。まれに心拍数増加があります。定期的に診察や血液検査などをする必要があります。

 何らかの症状は基礎疾患悪化のせいかもしれません。薬の量を調節するので早めにご相談ください。

 

 

◯ 相互作用

重度の慢性心不全では他の心臓の薬(利尿薬や血管拡張薬など)と併用することで有効性が増します。ベルパミルやプロプラノロールと併用すると心筋収縮作用が減弱します。

 

 

◯ 注意

投薬を続けることで心臓病の悪くなるペースを遅らせることが出来ます。症状が軽くなっても休薬しないで、お薬を続けましょう。

重度な肝障害がある場合は、慎重に投与します。

 

 

処方してから1ヶ月以上経過した薬は、変性する可能性があります。

余った薬は置き薬にしないで廃棄してください。